美容外科と形成外科の違い
美容外科と形成外科はどのように違うのか、両者の区別が良く分からないという人も多いです。この二つは共通する部分もあるので混同しやすいのも仕方の無い事ですが、その目的が異なっています。形成外科の場合は、病気で乳房を切除してしまったので乳房再建を行うなど、生活に支障が出るような問題を治療して治す場合に利用します。一方、美容外科の場合は、健康上は何ら問題もないが見た目を美しくしたいという場合に利用します。
形成外科は健康にかかわる事であるために、保険診療が適用されるケースも多いですが、美容外科で美容目的に手術を行う場合は自由診療となって保険が適用されないです。例えば、二重瞼にするための整形手術は美容外科でも形成外科でもどちらでも行う事が出来ますが、目をパッチリさせたいといった美容目的であれば美容外科に、逆さまつげで目を傷つけてしまうために手術をするという場合には形成外科という事になります。同じ二重整形であっても保険が適用されるかどうかは異なるために、費用は大きく異なります。形成外科の方が保険が適用されるので費用は安くなりますが、保険の範囲であるとやれる事はある程度限られ、逆さまつげが治療できれば問題ないために、見た目が多少気に入らないという場合でも、それは治療の範囲外という事になります。
このように両者の間には共通している部分もありますが、その治療の目的が異なっているので混同しないように注意した方が良いです。